ドイツ　ナノ材料のための連邦所轄官庁による新たな共同戦略を公表

　ドイツ連邦環境庁は、連邦所轄官庁による新たな共同研究戦略である「ナノ材料とその他の革新的材料：利用の安全性と環境への配慮」を公表した。これは、連邦環境庁が、連邦労働安全衛生研究所（BAuA）、連邦材料試験研究所（BAM）、連邦リスク評価研究所（BfR）、物理工学研究所（PTB）と共同で、2008年以降、継続的に実施してきた研究戦略において策定したものであり、2016年9月14日に連邦内閣が承認した「ナノ技術2020行動計画」の一部である。新しい素材のために適応・実証が必要となる健康・環境リスクを確認・評価するための試験方法並びにコンセプトが重点となっており、さらに、特に、連邦政府と欧州委員会に対し、科学的知見に基づいた政策助言を提供するための基盤を確立するとしている。【ドイツ連邦環境庁】