国連機関など、環境法の新情報ポータルを開設

環境一般】 【掲載日】2015.10.05 【情報源】国連／2015.09.15 発表

　国連機関などの国際機関が、環境に関する条約や法律にアクセスしやすくした新たなポータルサイト「法と環境のオントロジー（LEO）」を開設した。これはEcolex（環境法の情報サービス）やfaolex（食糧・農業分野の法律データベース）、InforMEAといった現行の情報ツールを基に、環境分野の法律や国際条約、多国間環境協定の概念と枠組みを扱った情報ポータルで、国際・地域・二国間の環境条約2000件、各国の国内法10万5000件、国別報告書、行動計画、判例などが幅広くカバーされている。政策決定者、ジャーナリスト、研究者、NGO等のほか、一般市民や学生も最新情報をタイムリーに入手できる、使いやすく開かれた情報源になるよう考慮された。
　現在のコンテンツに協力した機関は、国連食糧農業機関（FAO）、教育科学文化機関（UNESCO）、欧州経済委員会（UNECE）、国連環境計画（UNEP）、国際自然保護連合（IUCN）、欧州環境庁（EEA）、国際持続可能開発研究所（IISD）、リーガル・レスポンス・イニシャティブ（LRI）、国連環境計画世界自然保全モニタリングセンター（UNEP-WCMC）のほか、野生生物の国際取引、移動性野生生物、生物多様性、遺伝資源、砂漠化など多様な環境条約で、国連の環境と法の関連機関がこれほどの規模で協力したのは例がないという。【国連環境計画】