イギリス環境・食糧・農村地域省、動物と植物の衛生担当機能を一本化した新組織を設置

【環境行政 その他(環境行政)】 【掲載日】2014.08.26 【情報源】イギリス／2014.08.11 発表

　イギリス環境・食糧・農村地域省（Defra）は、動植物の病気の蔓延防止と緊急事態への対応力を強化するため、省の組織を改め、動物と植物の衛生担当機関を統合した動植物衛生庁（APHA）を設置する。これはDefra傘下の執行機関である動物衛生獣医学研究庁（AHVLA）と、同じくDefraの食品環境研究庁（Fera）の4機能（ハチ類検査、植物衛生・種子検査、遺伝子組換検査、植物品種・種子グループ）を一本化する措置である。APHAは、動植物の疫病の拡大抑制と、侵略的外来種のイギリスへの移入防止にも重要な役割を果たす。
　現AHVLAの責任者で、新機関の長に任命されているハドキス氏は、Feraの検査機能とAHVLAは一つの機関として、環境と経済をより健全にするよう努めていく、と述べた。APHAは2014年秋に稼働開始する予定で、現在、Defraの他の機能が加わるかどうかなど検討が進められている。【イギリス環境・食糧・農村地域省】