一般財団法人環境イノベーション情報機構
国連環境計画等、食品のロス・廃棄削減方法を探る「SAVE FOOD 2014」会議を開催
【環境学習 その他(環境学習)】 【掲載日】2014.05.21 【情報源】国連/2014.05.07 発表
国連環境計画(UNEP)は、5月7日、8日の2日間、食料のロス・廃棄を減らす新たな方策を議論する「SAVE FOOD 2014」会議を、国連食糧農業機関(FAO)、インターパック2014、メッセ・デュッセルドルフ・グループと共同で開催する。会議はドイツのデュッセルドルフで行われ、企業、政府、市民社会、研究機関等の代表者が参加する。初日の5月7日は、食品の包装、ロスを出さない農法など広範なテーマで議論が行われた。この日の主要テーマの1つは、UNEPが、FAOのSAVE FOOD、国連事務総長のゼロ・ハンガー・チャレンジ(Zero Hunger Challenge)と連携して2013年1月に開始した「Think.Eat.Save. Rudeuce Your Foodprint−考えて食べ節約し、食料廃棄を減らそう」の取組であった。UNEPのコミュニケーション・広報部長は、「今後数年間に、人口増加によって食品の消費量は約30%増えると予想される一方、農業生産高は、気候変動の影響で、地域によっては最大5%の減少が予想される」ことを指摘し、「食品の無駄のない消費、生活の向上、環境保全のため、緊急の行動を起こす必要がある」と述べた。【国連環境計画】