一般財団法人環境イノベーション情報機構
イギリスエネルギー・気候変動省、屋上太陽光パネルの設置を推進する「ソーラー戦略」を発表
【エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2014.04.18 【情報源】イギリス/2014.04.04 発表
イギリスのエネルギー・気候変動省(DECC)は、ビルの屋上太陽光パネルの設置を推進する新たな「ソーラー戦略」を発表した。これは太陽光発電に関する初の戦略で、太陽光発電の普及拡大とそれに伴う雇用促進を目指す政府の強い意欲を示すものである。イギリスにある商工業ビル(工場やスーパー、駐車場など)の南向きの屋上面積は25万ヘクタールに及ぶと推定されている。新戦略では太陽光普及の対象を、大規模ソーラーファームからビルの屋上太陽光パネルへとシフトし、政府は率先して国有施設への設置に着手するという。
イギリスでの太陽光パネルの設置数は既に50万台を超えているが、低価格化に伴い、同分野は家庭・地域・企業にとって一層魅力的な投資対象となっている。DECCは「ソーラー戦略」で、太陽光発電において同国がいかにイノベーションを主導するか、また、コスト削減の促進や電力システムの調整課題への対応、ライフサイクルにおける低炭素化の確保、家庭の投資を支援する新たな経済モデルの特定が重要であることを示すとしている。【イギリスエネルギー・気候変動省】