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環境ニュース[海外]

オランダ、洋上風力発電海域を新たに指定

エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2014.01.15 【情報源】オランダ/2013.12.20 発表

 オランダ政府は、南北ホラント州沖合(1225平方キロメートル)とワッデン諸島の北(200平方キロメートル)に、新たな洋上ウインドファーム(風力発電施設)建設水域を指定した。この水域は、12マイルゾーンの外側にあり、海岸から22キロメートル以上沖合に位置している。今回の指定にあたっては、景観、レクリェーション、考古学、水質、自然、気候、安全性など様々な観点からウインドファームがもたらす影響について調査が行われた。海運業との航路に関する取り決めは既に合意に達し、石油・ガス産業、漁業とも個別に調整が行われている。
 政府ほか各種部門間で取り交わされたエネルギー合意では、2023年までに北海のオランダ水域に最大能力4450MWの洋上ウインドファームの建設を目指すとしており、現状を考慮すると、2015年以降に3450MW増設する必要がある。しかしこの海域には自然保護区があり、海運、漁業、軍事、砂採取、石油・ガス生産など、他にも多くの用途に使用されている。政府は、諸活動を尊重しつつ、費用対効果の高い方法で目標の達成を目指すとし、今回指定した水域とは別に、既に指定水域となっているボルセレとエイマイデンでの容量の追加や、12マイルゾーン内側のウインドファーム建設も検討している。【オランダ社会基盤・環境省】

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