一般財団法人環境イノベーション情報機構
アメリカエネルギー省、太陽光発電のコスト削減と送電網統合へ助成を強化
【エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2013.11.07 【情報源】アメリカ/2013.10.22 発表
アメリカエネルギー省(DOE)は、同省が進めるサンショット・イニシアティブの下、太陽光発電のコスト削減、送電網の統合、太陽光関連の雇用増のための調査研究に総額約6000万ドルを支援すると発表した。具体的には、太陽光発電のハード・ソフト両面のコスト削減への支援として、技術・サービスの商業化支援、太陽電池の理論効率限界に迫る装置の開発や、部品の強化、マイクロインバーター・コンバーターの性能テストへの支援等が対象となる。また、2020年までに再生可能エネルギー発電を2倍にするという国の目標達成には、高効率でシームレスな送電網への統合が必要なため、電力会社が大量の太陽光発電を予測し、送電網に統合できるようにするための投資を行う。このほか、2010年以降、太陽光産業は、既に2万人近い雇用を生み出しているが、今後はこの雇用増強に加えて、リーダーとなる若い世代の育成のため、電力工学のカリキュラムの開発や地域的育成コンソーシアムの設立、マイノリティに対する太陽エネルギー研究・教育の機会の提供を行うとしている。【アメリカエネルギー省】