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環境ニュース[海外]

ドイツ 再生可能エネルギー電力市場奨励金制度は順調とする報告書が公表される

エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2013.08.05 【情報源】ドイツ/2013.07.22 発表

 ドイツ連邦環境省は、再生可能エネルギー電力に対する市場奨励金制度に関する評価報告書を公表した。これは、連邦環境省の委託を受けて、フラウンフォーファー・システム・イノベーション研究所、同風力エネルギー・エネルギーシステム研究所、気候保全・エネルギー・モビリティ研究所、BBH弁護士事務所が作成したもの。報告書によると、再生可能エネルギー法に基づく買取補償を放棄し、直接、卸市場に出す再生可能エネルギー電力生産者が増加しており、再生可能エネルギー電力のほぼ半分が電力卸市場で取引され、卸市場における競争に組み込まれているという。これは、再生可能エネルギー法の改正により市場奨励金が導入されて一年半、そしてそれに付随する管理奨励令が施行して6ヶ月で、この制度が成果を挙げていることを示している。市場奨励金は、市場価格の平均値と再生可能エネルギー法に基づく買取補償額の差額を調整するものであり、現時点では、企業・電力取引事業者70社が再生可能エネルギー電力の卸市場における直接取引を行っている。再生可能エネルギー電力提供者は、卸取引市場における不利な価格に対しては、設備における電力生産を抑制しているという。最近では6月16日に電力の余剰供給があり、卸価格がキロワット時0ユーロ以下に減少したが、3200MW以上の再生可能エネルギー設備が生産を抑制し、数百万ユーロ分のコストの節約につながったという。【ドイツ連邦環境省】

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