一般財団法人環境イノベーション情報機構
イギリス、洋上風力発電への投資促進機関設置へ
【エネルギー その他(エネルギー)】 【掲載日】2013.06.25 【情報源】イギリス/2013.06.12 発表
イギリスエネルギー・気候変動省(DECC)は、国内の洋上風力発電産業への投資促進と雇用増大を図るため、官民連携の「洋上風力発電投資機関」(OWIO)を新たに設置すると発表した。OWIO設置を発表したDECCのマイケル・ファロン大臣(ビジネス・エネルギー担当)は、「イギリスの洋上風力発電はきわめて順調で、さらなる投資を促したい。これは政府産業戦略(現在策定中で2013年後半に発表予定)の重要部分であり、OWIO設置はその推進を担うもの」と述べた。イギリスは世界でもっとも多くの洋上風力発電施設を設置しており、その経済利益も大きい。政府は、洋上風力発電は2020/21年までに70億ポンドをイギリス経済にもたらし、それに伴う雇用もフルタイム3万人に相当するとの成長シナリオも描いている。OWIOの準備には、政府の洋上風力発電への投資促進にあたりDECCとビジネス・イノベーション・職業技能省(BIS)の作業を補完している貿易投資総省(UKTI)があたったが、今後OWIOの陣頭指揮は産業界がとるという。【イギリスエネルギー・気候変動省】