ドイツ　北海の電力系統拡張計画を公表

　ドイツ連邦交通建設都市開発省の管轄下のドイツ連邦海事水路庁（BSH）は、電力系統拡張計画「北海洋上における連邦専門計画」を公開した。ここでは、2030年までに約25GWの風力発電を実現し、内陸部の系統と接続するウィンドパーク13拠点の開発計画を示している。再生可能エネルギー法は、電力供給における再生可能エネルギーの割合を、2020年までに少なくとも30％にし、その後、継続的に拡張させていくことを目指しており、洋上風力エネルギーは、この目標達成に向けた重要な基礎となる。当計画により、電力系統開発に関する国土空間計画を具体化・補足し、電力系統のための拘束力を持つインフラストラクチャ―を規定する。これにより、個々の認可手続きに対する責務と法的安定性を保障することができ、さらに系統運営者の申請手続きの容易化を可能にするとしている。【ドイツ交通建設都市開発省】