一般財団法人環境イノベーション情報機構
ドイツ 2022年までのエネルギーシステム転換に向けたロードマップを公表
【エネルギー その他(エネルギー)】 【掲載日】2013.02.25 【情報源】ドイツ/2013.02.11 発表
ドイツ連邦経済技術省は、連邦エネルギー水経済連盟(BDEW)が、同省のプラットフォーム「持続可能なエネルギーネットワーク」に設置されている研究チーム「スマートグリッドとスマートメーター」の研究を基礎に、現行のエネルギーシステムからスマートエネルギーネットワークへの転換を2022年までに実現するためのロードマップ「ドイツにおけるスマートグリッドの転換への現実的歩み」を開発したことを公表した。研究チームには、エネルギーや情報通信技術、産業、消費者、データー保護といった関連部門や連邦や州の代表者が参加し、市場ルールの提案とスマートエネルギーネットワークの開発計画について取り組んでいる。また、連邦経済技術の委託によって、系統の拡張・改造の必要性を調査し、スマートグリッド技術のポテンシャルを評価する役割を担う専門家も参加している。さらに、現在進行中であるスマートメーターシステムを全体に利用するための費用対効果の分析も、この研究チームと直接連携している。ロードマップでは、市場における3つの段階を確認し、安定した法的・規制的枠組みの開発、研究開発の促進、基準や規格の作成、並びに市場と系統の境界や相互作業のルール化といった具体的な対策となる10項目を提案している。【ドイツ連邦経済技術省】