イギリス、大気汚染に取り組む36自治体に200万ポンドを助成

【大気環境 大気汚染】 【掲載日】2013.01.18 【情報源】イギリス／2012.12.31 発表

　イギリス環境・食糧・農村地域省（Defra）は、2003年地方自治法の第31条に基づく大気質保全助成プログラムにより、大気汚染に革新的な方法で取り組むイングランドの36自治体に総額200万ポンドを助成した。この助成金は、これら36自治体が実施するプロジェクト42件（特に低排出ゾーンの調査や、排出削減を目指す自治体のための助言・ツール作成のほか、地域住民への大気質情報の伝達手段の開発など）の支援に提供される。対象プロジェクトを選ぶ際、昨年と同様に二酸化窒素排出削減を重視した。また、プロジェクト成果の強化とコスト効果の確保のため、他の財源から追加資金を調達できるプロジェクトに重点を置いたという。助成を受ける自治体は、2013年秋までに各事業の成果と予算の執行状況に関する報告書をDefraに提出する必要がある。大気質保全助成プログラムは現在15年目で、同プログラムの下、イングランド各地の大気質保全活動を支援するため、これまでに総額5000万ポンド超が提供されている。【イギリス環境・食糧・農村地域省】