アメリカフロリダ州の湿地再生で生態系復元と雇用創出が実現

　アメリカフロリダ州タンパ湾の湿地再生プロジェクトで70エーカーほどの湿地が再生し、アメリカ海洋大気庁（NOAA）や生態圏復元研究所、国・地元の関係者らが共に祝った。このプロジェクトは、1950年代の開発と湿地埋立で失われた魚類や野生生物の生息地の復元を目指すもので、NOAAや地域当局の支援を受け、生態圏復元研究所が実施した。同研究所は地元の請負業者を雇用して侵入樹種を除去し、淀んだ沼を豊かな湿地に変え、タンパ湾に注ぐ水路に再び結合。再生された湿地は多くの魚や水鳥などの重要な生育・採餌の場となり、地域の漁業にも役立つという。NOAAは米国再生・再投資法の下、総額1億6700万ドルの資金で海洋や沿岸の生息地を復元する50のプロジェクトを支援し、その一環として同プロジェクトに75万ドルを提供した。これらのプロジェクトは短期・長期的に何千もの雇用を創出しており、魚貝類の生息地や魚類の通路の復元、サンゴ礁への脅威の軽減にも貢献すると期待されている。【アメリカ海洋大気庁】

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プレスリリース

http://www.noaanews.noaa.gov/stories2011/20110416_floridarestoration.html