一般財団法人環境イノベーション情報機構
世界経済のグリーン化−環境影響評価の役割
【エコビジネス 環境と経済】 【掲載日】2010.04.15 【情報源】国連/2010.04.08 発表
第30回国際影響評価学会(IAIA)がスイスのジュネーブで開催され、75カ国から環境影響評価の実施者、産業分野の国際的専門家や政策者、政府関係者、コンサルタント、援助関係者、NGO、大学の研究社等、約600名の専門家が参加した。参加者らは、グリーン経済への移行による社会・環境影響について検討した。特に、グリーン投資の機会として、農業、工業、観光業、都市、運輸の5分野にわかれて議論が行われた。国連機関によって初めて開催された、この会議の目標の一つは、グリーン投資の評価と確認を行うための政府支援ツールや手法を示すことである。アセスメントに関する知見の充実によって、影響評価は、投資と環境、健康、雇用創出、経済の多様化、貧困削減との関係を評価することが可能となる。
2010年後半に発表されるUNEPのグリーン経済報告書では、経済分析やモデリングを基礎とした10分野の綿密なアセスメントが発表される予定である。【UNEP】