一般財団法人環境イノベーション情報機構
イギリス 海洋保護区に関する戦略を公表
【自然環境 その他(自然環境)】 【掲載日】2010.04.08 【情報源】イギリス/2010.03.31 発表
イギリス環境・食糧・農村地域省は、イギリス全体の海洋保護区(MPA)のネットワークに関する戦略を公表した。海洋保護区は、絶滅危惧種から、よく見られる種まで、様々な種類の海洋生物を保護するとともに、海洋を美しく健全に保つために不可欠である。海洋保護区のネットワークには、2009年海洋・沿岸アクセス法に基づく海洋保護区、特別科学的重要地域(SSSIs)、EUの生息地指令に基づく特別保全地域や野鳥指令に基づく特別保護地域、ラムサール条約に登録されている湿地などが含まれる予定。
新しい戦略は、イギリス政府や関連機関、海洋保護に関心のある人々が、国レベル、EUレベル、国際的なレベルの約束を実施できるよう、一貫性のある海洋保護区のネットワークを構築することを目指す。
イギリスのイランカ・ディビス政務次官は、海洋が世界の気候に影響を及ぼし、生物多様性の80%を支えていると指摘。今回の戦略は、長い期間を見据えたもので、活力ある、美しく健全な海洋環境を目指すという目標を達成するため、海洋保護区のネットワークづくりに役立つと期待を示した。【イギリス環境・食糧・農村地域省】