一般財団法人環境イノベーション情報機構

ヘルプ

サイトマップ

メールマガジン配信中

環境ニュース[海外]

EU議長国スペイン 国際生物多様性年をスタート

自然環境 生物多様性】 【掲載日】2010.02.03 【情報源】フランス/2010.01.26 発表

 フランス・パリのユネスコ本部で、1月21日、国際生物多様性年開始セレモニーに参加した後、ジュアーノ閣外大臣(エコロジー担当)は、1月26日、スペインのマドリッドに向かった。EU議長国スペインは、1月28日まで、EUと欧州評議会の後援の下、EUで国際生物多様性年を公式に開始する式典を行う。
 スペインは、EU議長国として、生物多様性の保全に関するEUの政策や国際的な政策の見直しについて検討を開始する。1月20日に承認された欧州委員会のコミュニケーションペーパーを基本とし、各大臣と専門家により、ベルン条約の作業について、また、「生態系生物多様性の経済学」に関する調査(TEEB)について、議論が行われる。
 ジュアーノ閣外大臣は、フランスの国際的な取り組みの重点事項として、生物多様性分野で、気候変動に関する政府間パネル(IPCC)に相当する組織を2010年末までに設立することを強調。また、閣外大臣は、緑の横糸(緑地等のネットワーク)、青の横糸(水域のネットワーク)の構築に関連して、2020年までにフランスの海洋保護区を20%まで拡大するとともに、こうした取り組みを他の国々にも広げるよう提案した。
 さらに、ジュアーノ閣外大臣は、スペインのマンガナ環境・農村地域・海洋大臣と、動物をめぐる共通のテーマについて会談した。2国間協力の強化に基づいて、ピレネーのアイベックスとヒグマに関する文書が提案された。【フランス エコロジー・エネルギー・持続可能な開発・海洋省】

情報提供のお願い(企業・自治体の方へ)

記事に含まれる環境用語

プレスリリース