ドイツ　研究報告書「エコロジー経済：農村地域における未来の展望」を発表

　ドイツ連邦環境省は、1月20日、研究報告書「エコロジー経済：農村地域における未来の展望」を発表した。これは、連邦環境省が、プライスウォーターハウスクーパース社に委託して作成したもの。この研究により、農村地域では、エコロジー農業や林業、観光業の他に、特に、エネルギー生産や健康・福祉分野において、経済的なポテンシャルが高いことが明らかになった。さらに、教育市場の役割が重要になってきていることが示された。
　また、研究では、エコロジー経済分野の成長ポテンシャルの他に、十分に整備されたインフラやサービス市場が、触媒的な役割を果たし、農村地域の発展に積極的な影響を及ぼすことが示されている。これには、ITやブロードバンドのインフラ、充実した交通インフラ、モビリティコンセプト、適切な財源の可能性、研究開発への支援が含まれる。【ドイツ連邦環境省】