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環境ニュース[海外]

アメリカ 湖沼に関する初の総合的な調査の結果を公表

環境一般 調査/研究】 【掲載日】2009.12.28 【情報源】アメリカ/2009.12.18 発表

 アメリカ環境保護庁(EPA)は、全国の湖沼に関する初の総合的な調査の結果(暫定版)を公表した。この調査は、1028カ所の湖沼をランダムにサンプリングして、2007年にEPA、州等により実施されたもの。
 全国の湖沼のうち、「良好」とされたのは56%で、残りは「普通」あるいは「悪い」という結果であった。湖岸の生息地の状況が「悪い」とされた湖沼は36%に上り、森林や植生の除去、船着き場やマリーナ、住宅の建設といった要因が湖岸の生息地の悪化につながっているという。
 また、20%の湖沼では、窒素リンの濃度が高かった。窒素リンの濃度が高いと、藻類の繁殖、水質の低下などの問題が発生し、水生生物への影響や飲料水、レクリエーションにも影響が及ぶと懸念される。
 一部の湖沼を対象に、排水の影響について、1970年代の調査の結果と比較したところ、リンの濃度は75%の湖沼で改善、あるいは、そのままであった。
 なお、全国の河川を対象にしたサンプル調査も実施されており、結果は2011年に公表の予定。【EPA

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