一般財団法人環境イノベーション情報機構
世界のボランティア 地球温暖化対策などに貢献した時間は100万時間以上
【環境一般 市民活動】 【掲載日】2009.12.15 【情報源】国連/2009.12.05 発表
世界中のボランティアが地球温暖化対策などに貢献した時間が100万時間以上に上ることが、国際ボランティア・デーの12月5日に明らかになった。国連ボランティア(UNV)プログラムでは、「地球のためにボランティア」というキャンペーンを実施し、環境ボランティアを推奨している。ウェブサイトを開設し、地球温暖化防止対策や地球温暖化への適応策のためにボランティア活動を行った時間を登録できるようにしたところ、6月5日から12月5日の間の活動として、100万時間以上が登録されたという。
時間数の多いトップ5カ国は、インド、パキスタン、ケニヤ、ナイジェリア、フィリピン。トップ10入りした唯一の西欧諸国はアメリカだった。
環境教育や農業、エネルギー、廃棄物、生物多様性などボランティアの活動分野は多岐にわたったが、中には、マレーシアで環境教育のために1000時間を費やしたカップル、トルコで省エネ建物を建設するために100時間を投じた女性などの強兵もいた。
ウェブサイトでは、第15回気候変動枠組み条約締約国会議(COP15)が終了する12月18日まで登録を受け付け(ただし6月5日〜12月5日までに実施したボランティア活動が対象)、最終的な結果を公表するとしている。【UNEP】