国連　初めての世界気候週間　9月21〜25日に実施へ

【地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2009.09.07 【情報源】国連／2009.08.28 発表

　国連は、第15回国連気候変動枠組条約締約国会議（COP15）の開催まで約100日となったのを機に、9月21〜25日まで、初の「世界気候週間」を実施することを発表。併せて、オンラインで、市民に気候請願書を提出するよう呼びかけた。
　国連の潘事務総長は、世界気候週間を活用して、地球温暖化に関する公平で、バランスの取れた、効果的な協定に合意するよう、各国の首脳を励まして欲しいとコメント。COP15までの実質的な交渉日数は、僅か15日しか残されておらず、コペンハーゲン会議での合意に向け、世界中の人々が各国政府に働きかけて欲しいとしている。
　世界気候週間の9月22日には、ニューヨークの国連本部で、気候変動に関する事務局長主催のサミットが開催される。また、120カ国以上の国々で、青年会議や植樹イベント、気候中立の日（気候ニュートラル・デー）、「Go Green Day」などのイベントが企画されている。
　さらに、オンラインの「気候請願書」に署名し、COP15での合意を目指して国連が実施している「協定に合意を（Seal the deal！）」キャンペーンに意見を寄せるよう、地域コミュニティや企業、個人に呼びかけている。
　なお、潘国連事務総長は、9月1日に北極近くの島を訪問し、氷河の融解、その他の気候変動の影響を視察する予定である。【ＵＮＥＰ】