一般財団法人環境イノベーション情報機構
UNEP ソチ冬季五輪の環境対策を支援する覚書締結
【環境行政 その他(環境行政)】 【掲載日】2009.06.18 【情報源】国連/2009.06.09 発表
国連環境計画(UNEP)は、2014年ソチ冬季オリンピックでの環境対策を支援するため、ロシアのオリンピック組織委員会との覚書に調印した。雪に覆われたコーカサスの山々とバルト海の間に位置するソチは、手付かずの自然の美しさでも知られる。自然の美しさを保護するため、ソチ市は、UNEPの勧告に従い、2008年に、ボブスレーとリュージュのコースをコーカサスの自然保護地域から離れた場所に移動させた経緯がある。
今回の覚書に従い、UNEPは、2014年の大会を環境に配慮したものとするためのアドバイスを行う。また、環境教育の仕組みを構築するとともに、大会の前後に、環境指標を専門家がモニタリングし、分析するための会議も開催する。
ソチ五輪組織委員会では、この他、省エネや再生可能エネルギーの利用、残りの温室効果ガスのオフセット(電気の利用、飛行機での移動、地上輸送に伴う温室効果ガス排出量を相殺)のために、17億5000万ドルを投資する計画。また、市内での緑地帯の創設、ソチ国立公園での再植林も予定している。【UNEP】