一般財団法人環境イノベーション情報機構
ドイツ 遺伝子組換トウモロコシ「MON810」の耕作禁止を決定
【自然環境 生物多様性】 【掲載日】2009.04.23 【情報源】ドイツ/2009.04.14 発表
ドイツ連邦農業省のアイグナー大臣は、モンサント社の遺伝子組換トウモロコシ「MON810」を、今年の耕作シーズンから耕作禁止とすることを決定。連邦環境省は、この決定を歓迎している。1998年、旧EU法令に基づき、「MON810」の耕作許可が出されたが、この許可の有効期限が切れている。同社が申請している新しいEU法に基づく新規許可では、EU全体で、今後の環境影響に関するモニタリングについて決定しなければならない。
ドイツ連邦環境庁の評価では、ハチ、チョウ、テントウムシや特定の水生生物に対する危険性が指摘されている。この指摘は、モニタリングで調査されることが求められていた。
連邦消費者保護・食糧安全庁との自主協定に基づいてモンサント社が3月末に提出した、ドイツでのモニタリングプログラムに関する報告書では、この指摘について、十分に解決できなかった。【ドイツ連邦環境省】