一般財団法人環境イノベーション情報機構
2009年は国際ゴリラ年
【自然環境 野生動植物】 【掲載日】2008.10.22 【情報源】国連/2008.10.08 発表
2009年をゴリラ年とし、ゴリラの生息地の保護を支援するキャンペーンを行うことが、12月1日、ローマで開催されるボン条約(移動性野生動物の種の保全に関する条約)締約国会議で宣言される。国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストでは、ゴリラの亜種4種類のうち、3種類が、最も絶滅のおそれの高い絶滅危惧IA類に掲載されている。ゴリラへの脅威としては、主に、食糧や伝統薬のための狩猟、森林伐採や薪炭生産、鉱物採取による生息地の破壊、武力紛争、エボラ出血熱の影響などが挙げられる。ゴリラ年キャンペーンでは、ボン条約のゴリラ協定(アフリカ10カ国でのゴリラやその生息地の保護に関する協定)の実施のため、生息地保護を支援する他、国立公園レンジャーへの訓練や資金の提供、科学的調査の支援、エコツーリズムなど代替的な収入源づくり、教育や普及啓発活動などに取り組んでいく。【UNEP】