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環境ニュース[海外]

情報通信技術の活用で 2020年までに温室効果ガス排出量を15%削減

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2008.06.25 【情報源】国連/2008.06.20 発表

 市民や企業が技術の利用方法を変えることで、2020年までに、世界の人為起源の温室効果ガス排出量を15%削減することができ、エネルギー効率の改善により5000億ユーロを節約できる・・・NPOのクライメイト・グループとグローバル・e−持続可能性・イニシアチブ(GeSI)による新しい報告書「SMART 2020:情報化時代の低炭素経済の可能性」が公表された。
 この報告書は、情報通信技術(ICT)が地球温暖化防止に果たす役割を示す、世界で最初の包括的な研究報告書である。
 報告書で示されたマッキンゼー社の分析によると、ICTの現在の温室効果ガス排出量は世界全体の排出量の2%だが、2020年までに約2倍となる。しかし、ICTによるエネルギー効率の最大化やモニタリングによって、この排出量の最大5倍のCO2を削減することができ、2020年までに7.8ギガトンのCO2(アメリカもしくは中国の年間排出量以上)の排出を抑制することができると見込まれている。
 特にICTを世界のインフラや産業に適用した場合(建物の設計・利用、ロジスティクス等)に、排出削減のチャンスが広がるという。【UNEP】

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