一般財団法人環境イノベーション情報機構
EPA 地上レベルオゾンの基準を強化
【大気環境 大気汚染】 【掲載日】2008.03.25 【情報源】アメリカ/2008.03.12 発表
EPAは、3月12日、地上レベルオゾンに関する基準を10年以上ぶりに改正した。この改正は、スモッグの主成分であるオゾンの効果について、最新の科学的知見に基づくものである。これにより大気浄化法上の要求事項を満たせるようになる。新しい第1基準は0.075ppm(8時間値)、第2基準は第1基準に一致した様式・レベルで規定されている。これまでの第1基準および第2基準は0.08ppm(8時間値)であった。
また、ジョンソン長官は、大気浄化法改正の指針となる4つの原則も公表した。これは議会に回付するもので、大気浄化法及び国の大気環境基準について、(1)ヒトの健康を保護し、市民の全体的な福祉を改善すべきこと、(2)大気を浄化する方法について意思決定する際に、費用や便益、リスクのトレードオフ関係、実現可能性について検討できるようにすること、(3)説明責任を果たし、効果的に執行できること、(4)入手可能な科学的知見、健康面・環境面での重点課題に基づいて基準を検討できるようスケジュール的に余裕を持たせること という4点が示されている。【EPA】