欧州議会　海洋戦略指令、大気質指令に合意

【環境行政 法令/条例/条約】 【掲載日】2007.12.26 【情報源】EU／2007.12.11 発表

　欧州議会は12月11日、海洋戦略指令、大気質指令の修正を採択した。いずれも、EU議長国ポルトガル及び欧州議会との間で行われた交渉での合意内容を踏まえたものである。
　海洋戦略指令は、2020年までにEUの海洋水域を、環境上、良好な状態にすることを目指すもの。これまで分野別だったアプローチを初めて一本化し、生物多様性から水質汚濁まで、海洋環境の保全に関する総合的な政策を打ち出す。2020年目標を達成するため、各加盟国は2015年までに海域ごとに海洋戦略を策定することなどが義務付けられる。
　また、大気質指令の修正では、微小粒子状物質（PM2.5）について、初めて拘束力のある基準を設定した。EU全域で2015年までに25マイクログラム／m3とする基準値等が盛り込まれている（可能な地域は2010年までに達成）。【欧州議会】【欧州委員会環境総局】



下記アドレス：欧州委員会プレスリリース（海洋戦略指令関係）