一般財団法人環境イノベーション情報機構
COP13/MOP3 国連、コスタリカ、ニュージーランド、ノルウェーが気候ニュートラル宣言
【地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2007.12.21 【情報源】国連/2007.12.12 発表
インドネシアのバリで開催された気候変動枠組条約第13回締約国会議に出席していた国連職員らが、出張に伴って排出した温室効果ガスをオフセット(相殺)すると発表した。この取り組みには20の国連機関や基金・計画、そして潘基文(バン・キムン)事務総長も参加する。国連の推計によると、インドネシアへの往復に伴って発生したCO2排出量は3,370トンで、現在の炭素価格に換算すると約10万ドルに相当する。国連機関は共同で、適応基金に集まっているクレジットに投資することを合意している。
国連は、バリでの会議にとどまらず、今後も気候ニュートラルに向けて取り組んでいく方針。この取り組みの先陣を切ったUNEPは、来月にも気候ニュートラルを達成する予定である。
また、コスタリカは2021年までに、ノルウェーは2050年までに、気候ニュートラルを実現するという目標を発表している。2008年の世界環境デーホスト国であるニュージーランドも、気候ニュートラルを目指すこととしている。【UNEP】