一般財団法人環境イノベーション情報機構
ドイツ 排出枠の譲渡における収益から 約4億ユーロの気候保護対策予算を追加
【地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2007.11.28 【情報源】ドイツ/2007.11.15 発表
ドイツ連邦議会の予算委員会は、11月15日、ガブリエル環境大臣が提出した排出枠の譲渡による収益の利用に関する提案を承認した。これにより、約4億ユーロの収益が、連邦環境省の予算に入ることとなる。また、総合的な政府予算における気候保護予算は26億ユーロとなり、8億7500ユーロであった2005年と比較すると200%上昇することが明らかとなった。
これらの予算は、国及び国際レベルにおける地球温暖化対策の促進のために連邦環境省が実施する包括的な気候保護イニシアティブに充てられる。連邦環境省は、予算の執行のために必要な助成プログラムのためのガイドラインを来年の1月か2月までに提出するとしている。
連邦環境省の気候保護イニシアティブは、国内レベルのものと国際レベルのものがある。2億8000万ユーロは、社会的・文化的設備または地方自治体における市場をリードする環境に配慮したプロジェクトや気候保護プロジェクトのための投資に利用され、1億2000万ユーロは、途上国における再生可能エネルギー供給の拡大や適応のための投資に利用される。【ドイツ連邦環境省】