一般財団法人環境イノベーション情報機構
EU 「LIFE+」補助制度 最終的な政治的合意に達する
【環境行政 その他(環境行政)】 【掲載日】2007.04.10 【情報源】EU/2007.03.28 発表
欧州閣僚理事会と欧州議会は、3月27日、環境のための新たな財政措置「LIFE+」について最終的な合意に達した。欧州委員会のディマス環境委員はこの合意を歓迎している。「LIFE+」予算は、2007年から2013年の7年分として、総額19億ユーロ弱が認められた。予算の78%が事業活動に対する補助金で、少なくとも50%が3つあるプログラムのカテゴリーのうちの「LIFE+自然及び生物多様性」に充てられている。「LIFE+」は既存の「LIFE」に加え、森林、都市、NGO支援のためのプログラム及び政策策定・実施ための一般的な補助金など、既存の環境関係のプログラムを再編成して1つの枠組みに簡素化するものである。
「LIFE+」の3つのプログラムカテゴリーは以下のとおり。
●「LIFE+自然及び生物多様性」 生息地指令(92/43/EEC)及び野鳥指令(79/409/EEC)の実施を中心に、EUの自然及び生物多様性政策、法令に必要な知見の強化を目的とする。
●「LIFE+環境政策及びガバナンス」 自然及び生物多様性以外で第6次環境行動計画の対象となっている分野及び環境政策の策定、実施、執行の戦略的アプローチを対象とする。
●「LIFE+情報及びコミュニケーション」 環境問題に関する情報提供等を対象とする。
【欧州委員会環境総局】