ドイツ　容器包装令改正に関する公聴会を開催

　ドイツ連邦環境省が提出した容器包装令改正案に関する公聴会が3月22、23日の2日間、ボンにて開催される。経済界、環境保護・消費者保護団体、地方自治体、連邦州など180団体が参加し、改正案に関する意見や提案を陳述する機会を持つことになる。
　改正案の重点は、容器の処理における適正な価格の確保である。このため、家庭系一般廃棄物や事業系一般廃棄物の処理は、事業・産業廃棄物の処理と明確に分離される。
同時に、容器の処理の際の透明性の改善と処理業者間の競争のためのよりよい条件が定められる。
　現在、容器包装処理のライセンスを取得していない容器包装が増加中である。流通している容器の4分の1がこれに該当し、処理価格や公的な処理業者を圧迫している。
　公聴会の結果を受けて、改正案は再考され、連邦政府内での合意を得た後に、連邦議会と連邦参議院で承認される。【ドイツ連邦環境省】