一般財団法人環境イノベーション情報機構
ドイツ連邦参議院 洗浄剤の環境配慮に関する法律案を承認 4月に施行へ
【水・土壌環境 水質汚濁】 【掲載日】2007.03.22 【情報源】ドイツ/2007.03.09 発表
ドイツ連邦参議院は3月9日、既に連邦議会が承認していた洗浄剤の環境配慮に関する法案を承認し、同法は、4月中に施行される見込みとなった。同法は、既存の洗剤法(1987年施行)を代替するもので、EU洗剤規則(648/2004/EC)を補足するもの。
EU洗剤規則(2005年10月施行)は、生物分解可能な洗剤のみが市場で流通するように規制し、また、消費者保護のために、アレルギーを誘発する可能性のある物質の使用状況について、容器への表示方法を定めている。
今回承認された法律により、洗浄剤の生産者は、今後、連邦リスク評価研究所に対し、商品に使用した物質に関する報告を行うことになる。
さらに、州の毒物情報センターには、連邦リスク評価研究所から幅広い情報が提供される。これにより、特に事故などの緊急時に、毒物情報センターから医師に対し、的確なアドバイスがなされると期待される。【ドイツ連邦環境省】