一般財団法人環境イノベーション情報機構
EPA ディーゼル機関車・船舶から排出される大気汚染物質を規制へ
【大気環境 交通問題】 【掲載日】2007.03.16 【情報源】アメリカ/2007.03.02 発表
EPAは、機関車や船舶のディーゼルエンジンから排出される大気汚染物質を大幅に削減することを目指し、新たな規則を提案する。この「大気浄化機関車・船舶ディーゼル規則」は、厳しい排出基準を設定し、最新の排出削減技術を利用するよう求めるもの。完全に実施されると、機関車や船舶から排出される粒子状物質は90%、NOxは80%減少する。
新規の機関車・船舶ディーゼルエンジンに関する基準は2009年から実施される。さらに、長期的な基準が、船舶については2014年から、機関車については2015年から適用される。この他、同規則案には機関車の不必要なアイドリングを削減する条項なども盛り込まれている。
EPAのジョンソン長官は、残された最大のディーゼル排出源に対策が講じられることを歓迎し、大気浄化に向かって全速力で疾走し続けるとコメントした。【EPA】