一般財団法人環境イノベーション情報機構
5月22日、国際生物多様性日記念活動を北京人民大会堂で挙行
【自然環境 生物多様性】 【掲載日】2007.03.09 【情報源】中国/2006.05.22 発表
5月22日、国家環境保護総局、EU、UNDPは人民大会堂で、国際生物多様性デー記念活動及び中国・EU生物多様性パートナーシップ枠組みB級準備金プロジェクトの始動式を行った。今年5月22日は13回目の「国際生物多様性デー」であり、その主題である「干ばつ地区生物多様性保護」は、国連が2006年を「国際砂漠化・土地劣化年」とする決定に大きな影響を与えた。
1993年、中国政府は「生物多様性条約」を批准した。国家環境保護総局をはじめ、国務院の22部門・機関が参加する中国「生物多様性条約」履行協調チームを成立させ、2003年、国務院は国家環境保護総局をはじめ、国務院の17部門・委員会が組織する生物品種資源省庁協議会制度を成立した。2005年初め、国家環境保護総局を筆頭に8つの関連部門の専門家が「全国生物品種資源保護・利用規則(2006-2030)」を編成した。農業部は2003年に「農業七大体系建設計画」を完成したが、その中でも重要な内容が「農業資源・生態環境保護体系」である。2005年、国家林業局は9つの関連部門と共同で「全国湿地保護事業実施計画(2005-2010年)」を編成した。
「中国生物多様性パートナーシップ枠組みプロジェクト」は国家環境保護総局と財政部を先頭に、中国国内関連省庁が参加し、地球環境基金(GEF)の無償資金を利用して生物多様性領域を推し進める初の計画的プロジェクトである。このプロジェクトは全面的・総合的・系統的な生物多様性保護協力メカニズムと協力枠組みの構築により、中国内外の協力パートナーの中国での活動に協調し、中国の今後10年や更に長期にわたる生物多様性保護プロジェクトの国際協力につなげる狙いがある。
「中国・EU生物多様性プロジェクト」は中国政府、EU、UNDPによる生物多様性領域での最大の協力プロジェクトである。これは国家環境保護総局が先頭に立ち、中国国家の関連省庁、地方各級政府や中国内外関連機構・組織の広範に及ぶ協同合作プロジェクトである。同プロジェクトは中国の「生物多様性条約」履行能力建設を強化し、生物多様性保護情報モニタリング体系を構築し、生物多様性保護の宣伝を拡大して、中国の生物多様性保護関連政策と法律体系の建設を推し進めることを旨としている。【中国国家環境保護総局】