フランス　生物多様性国家戦略のための3つの行動計画を発表

【自然環境 生物多様性】 【掲載日】2006.10.13 【情報源】フランス／2006.09.27 発表

　フランスのオラン　エコロジー・持続可能な開発大臣は、生物多様性国家戦略のための3つの新しい行動計画を閣議で発表した。これらの行動計画は、それぞれ、森林、海外県、調査研究に関するもので、ビュスロー農業・漁業大臣、バロワン海外県担当大臣、グラルド高等教育・研究担当閣外大臣との連携で策定された。
　フランス国内の森林や海外県は豊かな生物多様性を保持している。森林に関する行動計画は、全国森林プログラムの枠組みの中で、特に、危惧される樹種、保護区のネットワーク、契約的な手法を用いたナチューラ2000地区の管理、また、生物多様性を尊重した持続可能な森林管理手法の強化などについて、様々な措置を盛り込んだ。
　また、海外県については、各県が、危惧種の回復計画や外来種対策などを盛り込んだ、ローカルプランを採択している。
　調査研究に関する行動計画は、政府が、その実施を通じて、生物多様性管理に関する研究への投資、官民の参加を促進することを目指すものである。
　なお、生物多様性国家戦略の実施初年度の総括は、年末に発表される予定。【フランス エコロジー・持続可能な開発省】