一般財団法人環境イノベーション情報機構
EPA ハロゲン化溶剤を用いる洗浄施設に対し、2つの排出上限案を公表
【大気環境 大気汚染】 【掲載日】2006.08.25 【情報源】アメリカ/2006.08.10 発表
EPAは、ハロゲン化溶剤による洗浄作業からの大気汚染物質を70%削減する選択肢を提案し、45日間のパブリックコメントに付している。ハロゲン化溶剤は、脱脂剤としても知られ、金属やプラスチック表面から、グリースや油、ワックスなどを除去するのに用いられている。
今回の提案には2つの選択肢があり、いずれも市民の健康の保護と企業の費用削減につながるものである。これらの提案は、ジクロロメタン(塩化メチレン)、ペルクロロエチレンおよびトリクロロエチレンの排出に年間上限(キャップ)を課すものである。これにより、対象施設は、あらゆる利用可能な既存の方法を用いて、排出を削減することができるようになる。
なお、ほとんどの施設からの排出量は、すでに、提案された2つの上限のいずれよりも少なく、今回の提案は、最も高いリスクを呈する施設に焦点を当てたものとなっている。【EPA】