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環境ニュース[海外]

EPA 地下石油タンクによる汚染浄化のためのパイロット事業を公表

水・土壌環境 地下水/土壌汚染】 【掲載日】2001.09.03 【情報源】アメリカ/2001.08.23 発表

 EPAのホイットマン長官は23日、地下貯蔵タンク(Underground Storage Tank(UST))からの漏出による汚染の浄化に対し、400万ドル(4億8000万円)の財政支援を行うことを公表した。
 EPAでは、州や地方自治体が行う汚染地域の浄化と再開発の促進を支援する、40件のパイロット事業を選定することにしている。
 これについてホイットマン長官は、「浄化の促進によって、土地の再生が図られるだけでなく、水資源を石油による汚染から保護することができる。新しいパイロット・プログラムは、工業地域の再活性化を支援するという点で、EPAブラウンフィールド・イニチアティブに類似している」と述べた。
 ブラウンフィールド・プログラムでは、放棄された石油タンクに対応することができなかった。「USTフィールド」(USTfield)と呼ばれるこの新たな
パイロット事業では、放棄された、または利用中の工業・商業用地のうち、地下貯蔵タンクからの石油の漏出による(又は、漏出によると考えられる)汚染があるものを対象とする。
 EPAは、州や地方自治体などから提出されたパイロット事業案の中から選ばれたものに対し、事業1件につき「漏出地下貯蔵タンク信託基金(Leaking Underground Storage Tank Trust Fund)」から、10万ドル(1200万円)を上限として資金を提供することとしている。パイロット事業案の提出期限は10月22日となっており、今年末までにパイロット事業の実施が公表される予定である。【EPA】

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