一般財団法人環境イノベーション情報機構
京都議定書発効1年目−日・英 低炭素社会を目指す共同研究事業を開始
【地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2006.02.23 【情報源】イギリス/2006.02.16 発表
京都議定書発効1周年の2月16日、イギリスと日本は、2050年までに低炭素社会を実現するための道筋を模索する共同研究プロジェクトを行うことを発表した。このプロジェクトでは、温室効果ガス排出量を削減するための行動の必要性を検討し、低炭素社会のイメージを共有するとともに、そのために必要な技術面、行動面での解決策を調査する。このプロジェクトの一環として、国際ワークショップが2回開催される。その結果は、世界20カ国、世界銀行、国際エネルギー機関などが協力する「グレンイーグルズ・ダイアローグ」において活用される予定だ。
今回の共同プロジェクトを歓迎して、イギリスのベケット環境大臣は、「2050年には、人々が持続可能なエネルギーの供給を受け、低炭素型ライフスタイルで生活しているようにするため、温室効果ガス排出量を劇的に削減し、現実的な解決策を必ず見つけださなければならないというメッセージを伝えることが必須だ」と述べた。
第一回ワークショップは、2006年6月14日から16日まで日本で行われる予定。【イギリス環境・食糧・地方省】