一般財団法人環境イノベーション情報機構
チューインガム投げ捨て防止キャンペーンを全国で開始
【ごみ・リサイクル ごみ処理】 【掲載日】2006.01.05 【情報源】イギリス/2005.12.14 発表
イギリスで、2006年度、チューイングガムの投げ捨て防止キャンペーンが全国レベルで開始されることになった。これは、2005年5月から7月にかけて、マンチェスター、プリストン、メイドストーンの3都市で行われたパイロットキャンペーンの成功を受けたもの。3都市のキャンペーンは、6月に近隣環境浄化法でチューインガムの屑が散乱ゴミとされ、ポイ捨てした者に50ポンド(1万円)の罰金が課せられるようになったことから実施された。チューイングガム・アクショングループ(CGAGチューインガムメーカー、地方自治体協会、環境・食糧・地方省などが参加)の資金提供によるキャンペーンでは、罰金を警告したポスター広告やガムを入れるごみ袋などを配布することにより、ガム投げ捨ての問題意識が向上し、プレストンでは、実際に、散乱していたガム屑が80%減少した。
こうした成果を踏まえ、CGAGでは、資金額を増額することになり、多くの地方自治体がこの問題に取り組むことができるようになる。ベン・ブラッドショー大臣は、このチャンスについて真剣に考えるよう全国の地方自治体に呼びかけた。
なお、調査によると、キャンペーンのスローガン「噛み終わったらゴミ箱に捨ててくれてありがとう」を覚えていた人は全体の55%にのぼり、ガム用ごみ袋の配布も好印象を残した。【イギリス環境・食料・地方省】