一般財団法人環境イノベーション情報機構
グリーンランドで 気候変動に関する非公式閣僚級対話を実施
【地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2005.08.24 【情報源】イギリス/2005.08.19 発表
デンマーク政府の主催により、気候変動に関する非公式な閣僚級の対話が、8月16日〜19日まで、グリーンランド(デンマーク領)のイルリサットで実施された。「グリーンランド・ダイアローグ 気候変動の視点について」会議には、EU諸国、アメリカ、カナダ、日本、インド、ブラジル、中国など20カ国以上が参加した。会議は、(1)科学と経済、(2)地球規模の持続可能な開発に気候変動を組み込む、(3)協力的、包括的、効果的な地球規模の戦略への道、(4)今後の道のり という4つのセッションで構成され、閣僚等による意見交換が行われた。また、会議後、参加者は、縮小しつつある氷冠をヘリコプターから視察し、気候変動が及ぼす影響を目の当たりにした。
イギリスのモーレイ環境大臣は、今回の会議は、2月のイギリス気象庁の気候変動国際会議や、3月のエネルギー・環境閣僚円卓会合、7月のグレンイーグルズ・サミットなどの成果を踏まえたものだと評価。12月にモントリオールで開催される「気候変動枠組み条約第11回締約国会議・京都議定書第1回締約国会合」での将来の体制に関する交渉に向け、機運を高めていくために、中国、ブラジル、南アフリカなどの途上国やアメリカが今回の会議に参加したことを特に歓迎した。【デンマーク環境省】【イギリス環境・食糧・地方事業省】