一般財団法人環境イノベーション情報機構
EPA 軽量自動車の燃料効率に関する年次報告書を公表
【大気環境 交通問題】 【掲載日】2005.08.16 【情報源】アメリカ/2005.07.28 発表
EPAは、「軽量自動車技術と燃料効率動向:1975−2005」と題する年次報告書を公表した。この報告書は、1975年型から2005年型までの軽量自動車(乗用車、バン、スポーツ用多目的車(SUVs)、ピックアップ・トラック)の燃料効率と性能特性に関するデータを示すものである。
燃料効率は20.6mpg(mpg=1ガロン当たりマイル)から21.0mpgであり、1997年以来、ほとんど変化がない。2005年型車は平均21.0mpgで、2004年よりも0.2mpg向上した。その要因としては、2005年に、軽量トラックおよびSUVsに関する燃料効率基準が引き上げられたことが大きい。ただし、効果の一部は、燃料効率の悪い軽量トラック(特にスポーツ用多目的車)の台数の増加によって相殺されている。
今年は、自動車と軽量トラックが、それぞれ車両販売台数の50%を占めると考えられている。燃料効率に比較的変化が無いのに対し、自動車性能(加速度など)および自動車重量は増加している。最近の技術向上(ハイブリッド電気自動車、クリーン・ディーゼル技術など)が、近い将来、実を結ぶことが期待されている。【EPA】