EU新化学物質規制　フランスが欧州化学物質庁の強化を支持

【健康・化学物質 有害物質/PRTR】 【掲載日】2005.07.27 【情報源】フランス／2005.07.12 発表

　フランス　エコロジー・持続可能な開発省は、7月12日、化学物質の評価に関する最近の研究成果を踏まえ、欧州化学物質庁の強化を支持する声明を発表した。
　EUの「REACH試験に関する戦略的パートナーシップ（SPORT)」の研究成果が発表された（7月5日）ことを受け、同省は、EUの化学物質担当部局となる化学物質庁の役割強化を支持するフランスの立場はますます強固になった　と述べた。同省は、これは、物質の評価や許可／規制手続きの実施に当たって、基本となる点だとしている。
　なお、SPORT事業は、化学産業、欧州委員会、EU加盟国の発意で2004年に始まったもので、REACHにおける登録準備、登録、評価のフィージビリティーを検証するもの。9つのEU加盟国が、産業界の準備した登録資料及び試験の評価などを行った。この事業の結果、現在の法文の調整・明確化が必要であることが明らかとなった。また、製造業者や輸入者向けの手引きや情報ツールの必要性、企業や行政当局が既存の内部手続きなどをREACHに適合させる必要性等が指摘された。【フランス エコロジー・持続可能な開発省】【SPORT事務局】


下記アドレス：フランス エコロジー・持続可能な開発省プレスリリース（PDF形式）