一般財団法人環境イノベーション情報機構
関西電力が美浜3号機事故の再発防止策を再提出
【エネルギー 原子力】 【掲載日】2005.03.28 【情報源】原子力安全・保安院/2005.03.25 発表
関西電力(株)は平成17年3月25日、5名が死亡する大事故となった美浜発電所3号機2次系配管破損事故の再発防止行動計画を原子力安全・保安院に提出した。今回の報告は17年3月1日にいったん提出した報告の再提出。1日の報告では再発防止のための具体的な仕組みが示されていなかったとして、保安院が内容を充実させた上で再提出するよう関電に求めていた。
今回の報告はこのことを踏まえ、「安全を何よりも優先」、「安全のために積極的に資源を投入」、「安全のために保守管理を継続的に改善し、メーカ、協力会社との協業体制を構築」、「地元の皆さまからの信頼の回復に努力」、「安全への取組みを客観的に評価し公表」−−の5点を再発防止に向けた基本行動方針として示した。
なお報告を受け取った保安院は今後、事故調査委員会の意見を踏まえた上で、事故に関する最終報告をまとめ、保安院としての見解を明らかにする方針。【原子力安全・保安院】