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環境ニュース[国内]

祓川水系伊良原ダム建設事業環境アセス書に対し国土交通大臣意見を送付

環境一般 環境アセスメント】 【掲載日】2005.03.11 【情報源】国土交通省/2005.03.11 発表

 国土交通省は、祓川水系伊良原ダム建設事業の環境影響評価書についての国土交通大臣意見を平成17年3月11日付けで事業者である福岡県に送付した。
 祓川水系伊良原ダムは福岡県が事業主体となり、福岡県京犀川町に貯水面積122ヘクタールの規模で建設が予定されているダム
 洪水調整や沿線の既得用水安定化、周辺1市4町への水道用水供給が設置の目的。
 今回の国土交通大臣意見は、(1)実行可能な範囲内で環境保全措置に新技術を取り入れていくこと、(2)事後調査実施結果が保全対象動植物の生態に関する科学的知見の基礎資料として活用できるよう配慮すること、(3)事業実施に伴う環境に関する調査・対策の内容や費用を公表すること−−が盛り込まれた。
 また17年2月に国土交通大臣に送付された環境大臣意見を考慮した国土交通大臣意見としては(一)ダム建設により生息地が改変されるコキクガシラコウモリについては生態を踏まえた保全措置と事後調査を実施すること、(二)カエル類保全のために整備する湿地の適切な管理、(三)河川流況平準化や流出土砂減少によるダム下流河川生態系への影響低減措置の検討−−の3点が指摘された。【国土交通省】

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