一般財団法人環境イノベーション情報機構
自動車排ガス、09年目標に大幅規制強化へ 意見募集開始の中環審答申案
【大気環境 交通問題】 【掲載日】2005.02.23 【情報源】環境省/2005.02.22 発表
中央環境審議会大気環境部会は平成17年2月22日までに、「今後の自動車排出ガス低減対策のあり方について(第8次答申)」案をまとめ、この案について17年3月30日まで意見募集を行うことにした。答申案はディーゼルやガソリン自動車の「09年目標」を定めるもの。
ディーゼル車では、粒子状物質(PM)規制値を現行規制より53%〜63%低減させ、現行測定法で測定できる限界値以下とする「PMフリー化」を目指すほか、NOxについても3.5トン以上の重量車に現行規制より88%低減させた09年挑戦目標値(注1)を設定するなど大幅規制強化を提言している。
またガソリン車についても、吸蔵型NOx還元触媒を装着したリーンバーン直噴車に対してのみだが、ディーゼル自動車と同レベルのPM規制を新設。世界最高レベルの自動車排ガス規制を実現するとしている。
意見は郵送、FAX、電子メールで受付けている。
(注1)挑戦目標値は08年に検証を行った上で、最終的な目標値と達成時期を確定する見込み。【環境省】