一般財団法人環境イノベーション情報機構
FTA・EPA締結による環境影響の評価手法について日韓専門家セミナー開催へ
【エコビジネス 環境と経済】 【掲載日】2005.02.15 【情報源】環境省/2005.02.14 発表
日本の環境省と韓国環境部の共催で、自由貿易協定(FTA 注1)・経済連携協定(EPA 注2)締結による環境影響を評価する手法についての専門家セミナーが開催されることになった。開催日時は2005年2月17日14時から17時15分までで、会場は東京・大手町の三菱総合研究所会議室。FTA・EPAの締結を通じて各国間の貿易自由化が進む中、貿易政策と環境保全政策がお互いを支え合うことができるように、貿易ルールの中に環境保全の観点を位置づけていくことが重要な課題となっている。
日韓両国はこれまで、FTA・EPAによる環境影響を評価する手法をそれぞれ独自の研究してきたが、今回のセミナーでは日韓両国の専門家が参加し、両国の研究の現状について情報交換を行うとともに、今後の協力の方向性を探る。使用言語は英語。
なお、このセミナーは公開予定。傍聴希望者は事前に事務局(三菱総合研究所 TEL:03−3277−0446)に連絡が必要。
(注1)2国間またはある地域内で締結される自由貿易協定。協定構成国の間だけで関税撤廃などの自由化を実現することが目的で、WTOルールを補完する役割を果たしている。現在世界で200件以上のFATが締結されている。
(注2)投資や人材育成などFTAより幅広い範囲の経済上の連携について規定する協定。【環境省】