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環境ニュース[国内]

シーメンス旭メディテック使用の倉庫で劣化ウラン発見

エネルギー 原子力】 【掲載日】2005.02.09 【情報源】文部科学省/2005.02.07 発表

 平成17年1月に奥羽大学歯学部付属病院で、コバルト照射装置のしゃへい体の一部として使用されていたとみられる劣化ウランがみつかった件に関連し、この装置を輸入販売しているシーメンス旭メディテック(株)が社内の調査を行ったところ、同社が使用している都内の倉庫内でも劣化ウランが発見され、17年2月4日に文部科学省に報告された。
 文部科学省が2月7日に原子力規制室員2名をこの倉庫に派遣し、詳しい状況を調べたところ、この劣化ウランはやはりコバルト照射装置のしゃへい体の一部として使用されていたもの3個で、施錠管理された倉庫内の鋼製の貯蔵箱に保管管理されていた。しゃへい体表面の放射線量は1時間あたり最大0.08〜0.09マイクロシーベルト、しゃへい体を保管している鋼製の貯蔵箱表面で1時間あたり最大0.03〜0.04マイクロシーベルト。自然界とほぼ同程度で安全上問題がない線量だという。
 なお、シーメンス旭メディテック社によると、同種のしゃへい体を持つ装置は奥羽大学歯学部付属病院のものとは別に、過去に1台国内で販売されたことがある。このため、同社は現在この装置についての調査を行っている。【文部科学省】

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