一般財団法人環境イノベーション情報機構
環境技術実証モデル事業 ほう素含有排水処理技術「実証試験要領」案への意見募集開始
【環境一般 調査/研究】 【掲載日】2005.02.09 【情報源】環境省/2005.02.09 発表
環境省は16年度の環境技術実証モデル事業の対象として新たに追加した、非金属元素排水処理技術の「実証試験要領(第2次案)」を公表し、この案について平成17年3月2日まで意見募集を行うことにした。環境技術実証モデル事業はエンドユーザーが安心して技術採用を行えるよう、メーカー側ではなく第3者が試行的に環境技術の効果について実証評価を行う事業。
今回の実証試験要領は、非金属元素排水処理技術の実証試験実施体制、対象技術選定、試験方法、試験結果報告書の作成−−などについての方針を示したもの。
評価対象となっている非金属元素排水処理技術とは、旅館の温泉排水、あるいはめっき・金属加工業のめっき廃液中に含まれるほう素含有排水を、イオン吸着、凝集沈殿などの方法により適切に処理する技術・装置のこと。温泉排水とめっき廃液では、排水量や排出パターン、ほう素濃度が異なることから、それぞれの排出源について目標水質を別々に設定。技術開発者は開発技術にあった目標水質を選択して実証試験結果に明記するとしている。
意見は郵送、FAX、電子メールで受付けている。【環境省】