一般財団法人環境イノベーション情報機構
外来生物法の規制対象種案への意見募集開始 オオクチバス、アライグマなど対象に
【自然環境 野生動植物】 【掲載日】2005.02.03 【情報源】環境省/2005.02.03 発表
環境省と農林水産省は「特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律(外来生物法)」で規制対象とする「特定外来生物(日本の生態系や在来種に悪影響をもたらす外来種)」選定案をまとめ、この案について平成17年3月2日17時30分(必着)まで意見募集を行うことにした。「特定外来生物」に選定されると、飼育・栽培、保管、運搬、輸入などが原則禁止となる。
今回の案に盛り込まれたのは、アライグマなど哺乳類11種、ガビチョウなど鳥類4種、カミツキガメなど爬虫類・両生類7種、オオクチバスなど魚類4種、ヒアリなど昆虫類3種、キョクトウサソリなど無脊椎動物1科(全種)4属(うち2属は全種、ほかの2属は計7種)、ミズヒマワリなど植物3種。
このうち、釣魚として人気がある北アメリカ原産のオオクチバスについては、この1種のみを検討するための小グループ会合が設置されたが、同会合でも選定の可否をめぐって議論が紛糾。専門の合同調査委員を新設し、さらに半年間検討を行うという方針をいったんまとめていたが、最終段階で一転、選定案入りした。
意見は郵送、FAX、電子メールで受付けている(提出先:環境省自然環境局野生生物課)。【環境省】