一般財団法人環境イノベーション情報機構
パンフレット「傷ついた日本の森林−平成16年暴風・豪雨・地震の爪痕」を作成
【地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2005.01.28 【情報源】林野庁/2005.01.28 発表
林野庁は平成17年1月28日までに、同庁ホームページにパンフレット「傷ついた日本の森林−平成16年暴風・豪雨・地震の爪痕−」を掲載した。16年は活発化した梅雨前線により新潟・福島豪雨、福井豪雨が発生したほか、統計開始以降最多の10個の台風が上陸。気象庁でも大雨、暴風、高潮などによっても全国的に甚大な災害が発生した−−と報告している。
今回掲載された林野庁のパンフレットは、16年に発生した災害による林野被害面積が約4万8,000ヘクタール、被害箇所が約3万3,000か所、被害額にして約3,400億円(平成16年12月15日現在)にのぼることを説明したほか、豪雨による土石流・山腹崩壊、人的被害の具体的な事例、今後取り組むことが必要な災害復旧事業の内容を紹介。
土砂の流出抑制や雨水の地下浸透、二酸化炭素の吸収・貯蔵など災害防止につながる森林の機能を十分発揮させるために、下草刈りや間伐などの森林管理をボランティアなどを活用して進めていく必要があると訴えている。【林野庁】