一般財団法人環境イノベーション情報機構
森林づくりのための緊急アピール採択 「森林づくり」シンポジウム
【自然環境 その他(自然環境)】 【掲載日】2005.01.24 【情報源】林野庁/2005.01.21 発表
林野庁と(社)国土緑化推進機構は平成17年1月20日に東京・文京区の東京大学弥生講堂で「森林(もり)づくり」シンポジウムを開催した。このシンポジウムは16年の度重なる台風被害がなどを踏まえ、森林の持つ国土保全や保水機能を見直し、国民参加の森林づくりの必要性について議論を深めることを目的に開催されたもので、高知県知事の橋本大二郎氏、参議院議員舛添要一氏らが参加するパネルディスカッションが実施された。
パネルディスカッションでは16年に発生した災害による林野被害が、森林面積にして約4万8,000ヘクタール、被害額にして約3,400億円(平成16年12月15日現在)にのぼることが報告され、この報告などを踏まえ「『森林づくり』のための緊急アピール」がパネリストにより採択された。
なおアピールには、民間ボランティアによる取組みや「緑の募金」による森林づくりを進め、社会全体で災害に強い森林づくりを支えていくことが重要であるとの指摘が盛り込まれている。【林野庁】